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倫敦屋酒場(ロンドンヤバー) 金沢

金沢での夜、バー「マクリハニッシュ」を出たあとにもう一軒バーへ。
伺ったのは片町の「倫敦屋酒場」になります。
こちらも10年ぶりくらい、3度目くらいの訪問となります。

雰囲気のある重厚なレンガ調の一軒家。
以前と変わらずトヨタセンチュリーも健在。
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創業1969年の老舗バー。
6月15日が開店日だそうなので、50周年を迎えたばかりのとのこと。

店内はカウンターを中心に、四方に半個室のようなテーブル席が広がる
ちょっと複雑な造りになっています。

カウンター内には、寿司屋かと見まがうような大きなまな板が設えられ
その奥で熟練のマスターがどっしりと構え、お客を迎え入れてくれます。

1杯目はギネスのレッドアイ。
フレッシュのトマトジュースと、空輸されたギネスビールを合わせた一杯。

だいぶ研究を重ねたというこの一品。
ギネスビールとトマトジュースは混ざらずに分離していきます。
ビール、トマトジュース、そして泡の3層からなる独創的なレッドアイ。
口に含めばでこの3層が見事に調和されて、喉の奥へと消えて行きます。
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2杯目はジントニック。
前回も頼んでいましたが、今回のはやたらと美味しく感じる。
ジンはビフィータで、トニックウォーターのメーカーは分からず。
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別のタイプのジントニックがあるか聞いたところ
この1本のみでやっているとのこと。
マスターは、山口(瞳)先生が広めてくれましたからねと
感謝の言葉を口にします。

たまらず同じものをもう一杯。
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後日調べたところでは、生ライム入りのジントニックは1970年頃に
こちらのマスターが考案したものだそうです。

当時はライムの輸入がやっと解禁されたばかりで高価で入手も困難なもの。

そもそも、当初のジントニックのレシピはジン+トニックウォーター
そこにレモンスライスが入るかどうかという感じのものだったようです。
生ライム入りのジントニックは、ある意味邪道だったらしいのですが
山口先生の力添えもあり、大いに人気を呼び
今や全国区のカクテルへと上り詰めたと言うことらしいです。

知らずに飲んでいましたが
このジントニックにはこんな歴史も含まれていたようです。

すごいバーでした。

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