大峰山寺から洞川温泉〜奈良
なるべく歩いて巡る御朱印収集の旅。
奈良県内にある「役行者霊跡」の札所を中心に巡る旅の1日目。
洞川温泉から歩き始め、清浄大橋から大峰山入山。
入山から約2時間ほど登り、12時15分に大峰山寺に到着しました。
大峰山寺(おおみねさんじ)
奈良県吉野郡天川村にある修験道の寺院で、本尊は金剛蔵王権現。
大峰山の山上ヶ岳の山頂近くに建つ寺院で、平安時代初期から現在に至るまで女人禁制とされています。
白鳳年間(7世紀末)の創建とされ、開基は役小角と伝わります。
吉野山にある金峯山寺の本堂を「山下(さんげ)の蔵王堂」と呼ぶのに対し、大峰山寺本堂は「山上の蔵王堂」と呼ばれます。
5月3日に戸開式、9月23日に戸閉式が執り行われ、その期間中のみ登頂・参拝が許される慣わしとなっています。
眼洗行者尊
御朱印は3体いただきました。
「梵字の御朱印 蔵王大権現」
御堂の向かいにあるお花畑へ。
標高1719mの頂上 お花畑。
山頂からの景色。
湧出岩
山上ガ岳 大峰山 一等三角点
13時過ぎ、下山を開始しました。
宿坊まで降りて来ました。
宿坊下の案内看板。
地図に載っている裏行場(先達無しでは通行困難)の様子が気になったので、戻って見に行ってみました。
宿坊まで戻って、喜蔵院と東南院のあいだの道を入ります。
この先が体内潜りと不動登り岩となるようです。
が、裏行場は通行禁止中。
諦めて下山を再開します。
しばらく降ったところで別れ道がありました。
右側が登って来た行者道。
帰りは左の平成新道へ入ります。
松清茶屋まで戻って来ました。
15時、女人結界門まで戻って来ました。
結界門横の石像群。
山上ヶ岳遥拝所
行者堂
発菩提心門を出て清浄大橋を渡ります。
洞川温泉方面へ戻ります。
この辺でよく目にする円形に生えるシダ。
すずかけの道をのんびりと。
母公堂まで戻って来ました。
修行中の役行者の身を案じて追ってくる母白専女のために、洞川の人たちに頼んで建ててもらったとされる庵。
母が危険を冒して山へ入って来ないようにと、ここに女人入山禁止の結界門を建てたそうです。
現在の女人結界門は、林道開発をきっかけとして昭和45年に、登山口の清浄大橋のところへ移動となったとのこと。
母公堂の御朱印をいただきました。
そして蛇之倉七尾山にも伺いました。
蛇之倉七尾山こと修験節律根本道場は、役行者による大峰山修行の起源となった山岳宗教発祥の霊山とされているそうです。
書置きの御朱印をいただきました。
温泉街まで戻って来ました。
16時15分、「近畿三十六不動」で一度参拝したことのある龍泉寺へ。
龍泉寺(りゅうせんじ)
奈良県吉野郡天川村洞川にある真言宗醍醐派の寺院で、本尊は弥勒菩薩。
創建は 700年頃とされ、大峰山で修行していた役小角がこの地に泉を発見し「龍の口」と名づけて、その側に小堂を建てて八大龍王を祀ったのが始まりとされています。
神聖殿
本堂
龍の口
八大龍王堂
行水場と行者尊
御朱印は2体拝受しました。
「役行者霊跡札所 神変」
令和3年の5月から授与の始まった月替わりの御朱印。
計8種類用意されており、9ヶ月目からまた最初の御朱印に戻るそうです。
令和4年7月の御朱印「阿那婆達多龍王(あなばたったりゅうおう)」
これにて、奈良県内「役行者霊跡」の札所を巡る旅の初日は終了となりました。
洞川温泉で一泊して、翌日は吉野町へ向かいました。
この日、大峰山登拝を終えての歩行距離は 23キロほど。
拝受した御朱印は 計7枚となりました。