金峯山寺から〜奈良
奈良県内にある「役行者霊跡」の札所を巡る旅の2日目。
前日に大峰山での登拝を終え、洞川温泉からバス、電車を乗り継いで吉野駅までやって来ました。
吉野町に建つお寺は、金峯山寺を始めとしてほとんどが役行者ゆかりの寺院となっていて、狭いエリアに役行者霊跡の札所が8ヶ所ほど点在しています。
吉野町を訪れるのは3回目ですが、以前来たときには役行者霊跡の御朱印は全く集める気がなかったので、まだ1枚もいただいてない状態です。

9時前、吉野駅から歩き始めてました。
七曲坂へ入ります。
幣掛神社の手前の近道、徒歩ルートへ入ります。
しばらく坂道を登り続けます。
桜井明日香吉野線に出ました。
吉野ロープウェイケーブルのりば
金峯山寺黒門が見えて来ました。
金峯山寺発心門(銅の鳥居)
大峰山の四門の一番目、「心門」にあたります。
仁王門は保存修理工事中で通れません。
横の道を抜けます。
9時30分、金峯山寺に到着しました。
金峯山寺(きんぷせんじ)
奈良県吉野郡吉野町吉野山にある金峯山修験本宗(修験道)の総本山の寺院で、蔵王権現 3躯。
7世紀後半、役小角の開基と伝わります。
大峰山寺本堂の「山上の蔵王堂」に対し、金峯山寺の本堂は「山下(さんげ)の蔵王堂」とも呼ばれていました。
愛染堂と観音堂
蔵王堂
四本桜
御朱印を2体いただきました。
蔵王堂の御朱印
「役行者霊跡札所 蔵王堂」
さらに奥に進みます。
途中の韋駄天山に登ってみました。
階段を50段くらい登ったところの高台です。
すぐに着きました。
2ヶ寺目、東南院に入ります。
東南院(とうなんいん)
吉野郡吉野町吉野山にある金峯山修験本宗の別格本山の寺院で、本尊は役行者像。
創建は7世紀後半で、役行者の開基とされています。
寺務所で御朱印を待つ間、接客してもらいました。
「役行者霊跡札所 神変大菩薩」の御朱印をいただきました。
そして、金峯山寺でも観音堂のところで案内看板を見かけた「吉野山 寺宝めぐり」。
こちらも始めてみる事にしました。
「吉野山 寺宝めぐり」は、令和4年4月1日から 令和5年3月31日までの期間限定の朱印めぐり。
吉野山にある9つの寺院で構成され、特別公開された仏像や宝物がこの期間に特別拝観できまるという事です。
朱印帳を300円で購入。
朱印帳の目次を見ると、開催日程が平成28年9月10日〜平成29年3月31日 と書かれたままでした。
今回も何度目かの開催のようで、割とちょくちょく行われているイベントのようです。
それぞれのお寺の見開きページがこのようになっていて、右側に散華(100円)を貼っていただき、左に御朱印(300円)を書いてもらいます。
あらためて「吉野山 寺宝めぐり」の御朱印
東南院のすぐ先にある大日寺へ向かいます。
大日寺。
こちらにも「吉野山 寺宝めぐり」の看板がありました。
大日寺(だいにちじ)
吉野郡吉野町吉野山にある大海人皇子(後の天武天皇)ゆかりの法城で、役行者の高弟が開山した日雄寺が始まりとされてる寺院。
本尊は五智如来で、吉野山で最古の寺院とされています。
ビルトインタイプのお賽銭箱。
「役行者霊跡」と「吉野山 寺宝めぐり」の御朱印をいただきました。
「役行者霊跡札所」の御朱印
「吉野山 寺宝めぐり」の御朱印
ずっと上ってきた桜井明日香吉野線を右にそれて、坂を上った先の中千本エリアへ向かいます。
なかなか急な坂を5分ほど上ったところで、喜蔵院へ着きました。
喜蔵院(きぞういん)
吉野郡吉野町にある大峰山の護持院。
本山修験宗の別格本山で、本尊は役行者像。
承和年間(834年~837年)、円珍の開基とされています。
本堂
こちらでも「役行者霊跡」と「吉野山 寺宝めぐり」の御朱印をいただきました。
「役行者霊跡札所」の御朱印
「吉野山 寺宝めぐり」の御朱印
続いて、善福寺へ。
善福寺(ぜんぷくじ)
吉野郡吉野町吉野山にある高野山真言宗の寺院で、本尊は薬師如来。
本堂
こちらも「役行者霊跡」と「吉野山 寺宝めぐり」の御朱印をいただきました。
「役行者霊跡札所」の御朱印
「吉野山 寺宝めぐり」の御朱印
「吉野山 寺宝めぐり」の9ヶ寺のうち、8ヶ寺が「役行者霊跡札所」の札所となっているので
各寺でそれそれ2枚の御朱印をいただいていく、というパターンが続きました。
ここまで5ヶ寺を巡って、時刻はまだ11時前。
残り半分、後半に続きます。