那古寺〜千葉
なるべく歩いて廻る御朱印収集の旅。
坂東三十三観音霊場の結願を目指すべく、2泊3日で千葉県の霊場を巡ったその2日目。
朝から木更津の高蔵寺等を廻ったあと、電車移動で11時46分にJR内房線の大貫駅に到着しました。
最上寺は大貫駅から約1,5キロ先となります。
わかりやすい看板が出ています。
12時過ぎ、最上寺に着きました。
最上寺(さいじょうじ)
岩瀬不動尊こと最上寺は、千葉県富津市岩瀬にある真言宗智山派の寺院で、本尊は不動明王。
天智天皇の御代(668~672)、役行者の創建と伝わります。
関東三十六不動尊霊場(第32番)、ぼけ封じ関東三十三観音霊場(第4番)の札所となっています。
お昼の早い時間だったので納経していただくのも迷惑かと思い、初めに境内を散策してみました。
本堂の右手奥にある、ぼけ封じ観音。
石段を上って高台へ進みます。
山号ともなっている普和山だそうです。
役行者を祀る神変堂。
石仏不動明王
お不動様の後から猫が出て来ました。
猫に導かれるように高台へ。
高台からの眺め。
本堂側に降りて来ました。
お願い不動
大きな天狗のお面と洗心小僧。
お昼の時間でしたが、お寺の方に声をかけていただき御朱印をいただくことが出来ました。
「ぼけ封じ関東三十三観音 第四番 大慈悲」
「関東三十六不動尊 第三十二番 不動明王」
大貫駅まで戻り、いよいよ坂東三十三観音の結願寺となる那古寺へと向かいました。
13時31分、那古船形駅に到着。
那古船形駅から那古寺までは1キロ程となります。
途中の「やきそば まるじゅう」さんで、遅めの昼食を取りました。
フライ焼きそばを注文。
普通盛りを頼みましたが、かなりのボリュームでした。
レモン果汁をかけたり、辛口のソースを使ったりと味変ができるので、最後まで飽きずに食べることが出来ました。
14時30分、那古寺に着きました。
千葉県館山市那古にある真言宗智山派の寺院で、本尊は千手観世音菩薩。
717年(養老元年)、この地を訪れた行基が観世音菩薩像を刻み、元正天皇の病気平癒を祈願したことで天皇の病気は平癒。
それによって、天皇の勅願により建てられたのがこの寺の始まりとされます。
坂東三十三観音(第33番)、安房国札三十四観音霊場(第1番)、関東八十八箇所(第56番)の札所となっています。
那古寺本坊
こちらは関東八十八ヶ所霊場の札所となっています。
案内図
那古船形のみちを進み観音堂へ向かいます。
仁王門
檣楼
阿弥陀堂
多宝塔
観音堂
斜面崩落による通行止めで、式部塚エリアへは行けませんでした。
もしかしたら、本坊方面からなら行けたのかもしれませんが。
観音堂より。
式部塚エリアのお山。
観音堂左の岩場。
手前が大黒堂で、石段の上が岩船地蔵、その左が竜王堂となります。
観音堂奥の日枝神社。
納経所で御朱印をいただきました。
「坂東三十三観音 第三十三番 大悲殿」
これにて、3月から始めた坂東三十三観音霊場巡りは約半年ほどで結願となりました。
密かに立てたマイルール「札所にはバス等は使わず最寄りの駅から歩いて出向く」も守り切りました。
記念品と結願之証(金額はお気持ちで)をいただきました。
33ヶ所をきちんと廻ってあるかどうか、納経帳をしっかり確認されてからの配布となります。
結願之証「巡拝畢(じゅんぱいおわり)」
那古船形駅まで戻り、この日のお寺巡りは終了となりました。
内房線で移動して千倉駅へ。
この日の宿は千倉に取りました。
瀬戸浜海岸
この日の歩行距離は24キロほど。
御朱印は8枚拝受。
坂東三十三観音巡り結願。
西国三十三所・秩父三十四所も既に結願済みですが、百観音の結願寺(巡礼の最後の寺)は秩父の第34番「水潜寺」とされているようなので、もう一度水潜寺に出向こうと思います。