大聖院〜千葉
なるべく歩いて廻る御朱印収集の旅。
千葉県内を廻った3日目の最終日。
前日に那古寺を参拝し「坂東三十三観音霊場巡り」は結願となりまして、この日は千葉県の外房経由でお寺を巡って来ました。
南房総市千倉町の宿泊先から、まず初めは同じ千倉町にある関東三十六不動札所となっている「大聖院」へ向かいました。
大聖院までは、約5キロほどの距離となります。
南千倉海水浴場の辺り。
千倉漁港
大聖院の奥の院がある高塚山山頂にも行きたかったので、右側の「照葉樹の森」コースに入ってみました。
この辺りで、朝から農作業中のおじいさんと挨拶を交わししばし歓談。
高塚山山頂に行くと言ったら、やめておいた方がいい、無理はせん方がいい、と強く止められました。
そして、色々と細かい情報を教えてくれました。
「照葉樹の森コース」の高塚山山頂ルートはこの奥となっていましたが、おじいさんの言っていた通りに完全にヤバい感じだったので断念しました。
先に進んで大聖院手前の高皇産霊神社。
高皇産霊神社(たかむすびじんじゃ)
南房総市千倉町千田にある神社で、主祭神は祭神は高皇産霊神(たかみむすびのかみ)。
創建年など由緒は不詳。
境内からの眺めは良好です。
そして、目的の大聖院が見えて来ました。
8時30分、大聖院に到着。
まだ時間も早かったし案内看板も立っていたので、山頂の奥の院へ向かうことにしました。
この先が登山道なのですが、茂みの手前まで進んだ時に何かの鳴き声がしたので慌てて引き返してきました。
境内に戻りかけた時に、背中越しに猪突猛進の足音が....。
姿こそ見れませんでしたが、完全にヤツでした。
あのまま進んでいたら、危ないことになていたかもしれません。
無理はせん方がいい.....おじいさんありがとう。
大聖院(だいしょういん)
高塚不動尊こと大聖院は真言宗智山派の寺院で、本尊は不動明王。
開基は東大寺の創建などに尽力した華厳宗の僧・良弁と伝わります。
本堂裏の石段を登って不動堂へ。
不動堂は昭和初期までは山頂にあったそうですが、火事で一部が焼けたためにこちらへと移築されたそうです。
中に入ってお参りさせていただきました。
9時をまわったところで、御朱印をいただきました。
「関東三十六不動 第三十三番 不動明王」
やはり山頂は諦めて千倉駅方面へ戻って行きます。
昨日伺った「寿司と地魚料理 大徳家」の大将に教わった、美しい御朱印をいただける事で有名だという「能蔵院」へ。
能蔵院手前の石川自然公園。
そして能蔵院へは9時35分に到着。
能蔵院(のうぞういん)
千葉県南房総市千倉町忽戸にある真言宗智山派の寺院で、本尊は地蔵菩薩、飯綱大権現。
前身は蓮台密寺能蔵院とされ、1551年に裏山の石尊代山より、宗栄法師が現在の地に移し再建して今に至るとされています。
近年は「特徴的な御朱印が話題!」となっているお寺のようです。
権現堂(護摩堂)
願掛け不動明王
願掛け不動明王の左側にある「ごりやく坂」を登って行きます。
頂上に祀られている飯綱大権現。
見晴らしも良好。
納経所へ御朱印をいただきに伺ったのですが...この日は住職不在で御朱印は書けないとのこと。
書置きも用意していていないそうです。
見本の御朱印掲示板。
確かに魅力的です。
御朱印帳を置いていけば記帳して後日送ってくれるということですが、この後もお寺に寄るわけで置いていける訳もなく。
ならばこちらの御朱印帳を購入しようかとお値段を見れば、通常判は3,000円、大判は5.000円とか。
何か蟻地獄に吸い込まれるような感覚が湧き上がり、急激に冷めてしまった自分がおりました。
要らないっかな....と。
ちなみにお寺のInstagramなどを見れば、御朱印の受付日時は把握できる様になっています。
能蔵院から千倉駅へは約3,3キロ。
10時30分、千倉駅に着きました。
この後は内房線の電車で移動して、南房総市和田町にある「ぼけ封じ関東三十三観音霊場」札所の威徳院へ向かいました。