秩父三十四所観音霊場巡り 1日目 第1番 四萬部寺〜
西国三十三所、秩父三十四箇所、そして先日坂東三十三観音霊場も結願となりました。
百観音を巡り終えたので、善光寺および北向観音に「お礼参り」に伺いたいところでしたが、秩父三十四箇所の34番札所の水潜寺が日本百観音霊場の「結願寺」だという事らしい。
水潜寺にだけわざわざ伺うのも何だし、どうせならもう一回「秩父三十四箇所」をまわってしまおうか。
ということで「秩父三十四観音霊場」を徒歩で巡礼して来ました。
1番札所から34番札所までの歩行距離は約85km、最寄駅から歩き始めて最後も最寄駅まで戻るとすると、その行程は100キロに達するとされています。
車を使っても2〜3日、徒歩では一週間くらいかかる大行程とされているようですが、今回は3日連続で一気に歩いてまわってきました。
秩父三十四箇所を巡礼したのは約5年前。
実は、その時も3日連続で一気にまわる予定でしたが、脚の痛みで3日目に歩くことが出来ずにやむなく延期して後日まわったという経緯がありました。
前回は歩く距離を少しでも減らすために何ヶ所か順番を変えてまわったので、今回は1番から札番順にきっちりとまわる事としました。
とりあえず1日目は1番から19番札所までまわる事として、秩父三十四箇所巡礼の開始となりました。
早朝の秩父鉄道和銅黒谷駅。
和銅黒谷駅から1番札所の四萬部寺までは、約3キロの距離となっています。
武甲山が遠くに見えました。
四萬部寺駐車場。
7時45分、四萬部寺に到着。
第一番札所 誦経山 四萬部寺(しまぶじ)
埼玉県秩父市栃谷にある曹洞宗の寺院で、本尊は聖観世音菩薩。
1007年(寛弘4年)、幻通の開山とされます。
納経蔵
本堂
施食殿
お里がえりのお釈迦様
平和の鐘
納経所は34ヶ所共通で、8時から17時まで開いています。
(冬場の数ヶ月間は16時までとなっています)
専用の御朱印帳を購入して御朱印をいただきました。
「秩父三十四所観音霊場 第一番 大悲殿」
2番札所「真福寺」までの距離は約2キロとなります。
要所要所に道しるべ、案内看板が置かれています。
上り坂に入ります。
高篠山だそうです。
8時30分、真福寺に到着。
第二番札所 大棚山 真福寺(しんぷくじ)
秩父市山田にある曹洞宗の寺院で、本尊は聖観世音菩薩。
こちらは無住のお寺となっており、御朱印は約2キロ先の光明寺でいただくことになります。
山を下って光明寺へ。
9時05分、光明寺に到着。
納経所の奥の庭にアヒルがいました。
「秩父三十四所観音霊場 第二番 聖圓通尊」
3番札所の常泉寺へは、光明寺からは1キロ程の距離となります。
第三番札所 岩本山 常泉寺(じょうせんじ)
埼玉県秩父市山田にある曹洞宗の寺院で、本尊は聖観世音菩薩。
1234年(文暦元年)、覚了和尚の開山と伝わります。
子持石
この石を抱いて願をかけると子宝に恵まれるとされています。
観音堂
蓮池
「秩父三十四所観音霊場 第三番 正大悲殿」
4番札所「金昌寺」へは、常泉寺から1キロ程の距離となります。
9時45分、金昌寺に到着。
大わらじ
第四番札所 高谷山 金昌寺(きんしょうじ)
埼玉県秩父市山田にある曹洞宗の寺院で、本尊は十一面観世音菩薩。
「石仏の寺」としても知られ、境内には1300余体の石仏が並んでいます。
本堂
子育て観音像
観音堂の裏手の高台にある奥の院。
上部が秩父盆地内の礫岩層(約1500万年前頃)で、下部が三波川帯の蛇紋岩(約8500万年~約6500万年前)。
両者の地層に大きな時間の隔たりがあるものを「不整合(ふせいごう)」と呼ぶそうです。
六角堂
「秩父三十四所観音霊場 第四番 新木大悲殿」
和銅黒谷駅から歩き始めて4番札所までで、歩行距離は10キロ弱となっていました。
時刻は10時過ぎ。
この後は、1.3キロ先となる5番札所の語歌堂へ向かいました。