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紀伊山地の霊場と参詣道〜大峯山寺

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の札所巡り。
1泊2日で吉野大峯エリアを歩いて巡る2日目。

今回の宿泊地、吉野郡天川村洞川の「プチホテル&中華料理 彰武」さんを5時30分に出発して山上ヶ岳の「大峯山寺」へ向かいました。
大峯山へは2度目の登拝となります。
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行者さん通りこと県道21号線(すずかけの道)を、温泉街とは反対の方向へ進みます。
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稲村ヶ岳登山口
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役行者による、大峯山修行の起源となった山岳宗教発祥の霊山と云わる蛇之倉七尾山。
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大峯山登山口へ。
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名水百選の「ごろごろ水」。
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自身の身を案じて追ってくる母白専女を引き止めるために、役行者が洞川の人たちに頼んで建ててもらったとされる庵「母公堂」。
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真っ直ぐ登山口へ。
左は前日に吉野から歩いて来た道。
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登山口手前のトイレと大橋茶屋。
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車が3台停まっていました。
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大峯山清浄大橋。
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試しに今回は、iPhoneのヘルスケアアプリと無料アプリ「歩数計」で、距離の測り具合を比べてみました。
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修験者(山伏さん)がお経を唱えておりました。
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現在も女人禁制を守る、修験道の聖地とされる大峯山。
6時15分、女人結界門より入山し、山上ヶ岳山頂部に位置する大峯山寺を目指します。
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標高1.000m地点。
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役行者を祀る小さな祠。
役行者像は平成28年から依然として行方不明。
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寺岡橋
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6時45分、一本松茶屋に到着。
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山頂まではあと4キロ弱。
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標高1.350mの赤石原。
洞辻茶屋までは約40分となっています。
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お助け水
こちらの役行者像も4月に持ち去られて行方不明らしい。
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「七曲り」に入ります。
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7時25分、洞辻茶屋に到着。
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本堂までは約2キロ。
帰りに吉野に戻るには、ここを左に入って行けば良いのだと確認。
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10分ほどの朝食休憩。
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既に、約1キロの差が出てしまいました。
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小屋を出たところに鎮座するお不動さま。
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だいぶ霧がかかっています。
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ここは「じゅるみ」で山頂までは40〜50分。
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7時45分、陀羅助茶屋に到着。
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今回、お茶屋さんはどこも閉まっていました。
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約1.000歩差の歩数。
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陀羅尼助丸 松谷清造本舗 山上店
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松谷清造本舗をくぐると看板が立っています。
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左が古来よりの行者道で、右が平成新道となっています。
前回同様左の行者道へ入ります。
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「油こぼし」は大峰山に何ヶ所か設けられた「行場」とされる場所の一つ。
かなり急なつづら折れの階段が続きます。
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階段からの「小鐘掛岩の鎖場」。
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そして鐘掛岩へ。
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鐘掛岩の標高は1.620m.
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足場からの景色はこの通り。
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行場修行では、さらにこの岩場を這い上がっていくようです。
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朽ちかけた階段。
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平成新道との合流地点。
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お亀石
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等覚門を入ります。
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祠には役行者と前鬼、後鬼の像が祀られています。
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日本三大行場の一つとされる「西の覗」。
身体に縄をかけて断崖絶壁から逆さ吊りにされる捨身の行場が行われます。
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曇っていても怖いのでここまで。
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宿坊の手前の分かれ道。
どちらからでも本堂へ向かえます。
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本堂手前の妙覚門。
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8時25分、大峯山寺に到着。
女人結界門からは、少々の休憩も含めて130分ほどで登って来れました。

既に本堂の扉は開いていました。
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距離は1キロ差のままで、歩数が近づきました。
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大峰山寺(おおみねさんじ)

奈良県吉野郡天川村にある修験道の寺院で、本尊は金剛蔵王権現。
大峰山の山上ヶ岳の山頂近くに建つ寺院で、平安時代初期から現在に至るまで女人禁制とされています。
白鳳年間(7世紀末)の創建とされ、開基は役小角と伝わります。
吉野山にある金峯山寺の本堂を「山下(さんげ)の蔵王堂」と呼ぶのに対し、大峰山寺本堂は「山上の蔵王堂」と呼ばれていたそうです。
また、これまでに発見された数々の遺物から「山の正倉院」とも称されています。
5月3日に戸開式、9月23日に戸閉式が執り行われ、その期間中のみ登頂・参拝が許される慣わしとなっています。
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こちらは、はるか熊野側まで向かえる奥駈道。
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まだ8時30分を過ぎたところでしたが、ご朱印をいただくことができました。

「世界文化遺産 紀伊山地の霊場と参詣道」のご朱印帳にいただいた「梵字の御朱印 蔵王大権現」。
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通常の御朱印もいただきました。
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山頂へ向かいます。
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頂上 お花畑
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やはり霧かかっています。
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さらに進んで湧出岩へ。
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湧出岩の手前の大峰山上(山上ヶ岳)一等三角点。
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この後、8時50分より下山を開始して、復路も大峯奥駆道を使い25キロほど歩いて吉野まで戻りました。
 




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