熊野古道 中辺路歩き〜 3日目(後半)
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の御朱印を求めて歩く、「熊野古道 中辺路」の旅の3日目。
宿泊先の小口地区から「大雲取越」を経て青岸渡寺・熊野那智大社での参拝を終え時刻は13時20分。
昼食をとったあと、大門坂を下り那智湾側の「補陀洛山寺」へ向かいました。
大門坂の石段。
「平安衣装で那智山を探索」
「夫婦杉」
平安衣装体験もできる大門坂茶屋。
「振ヶ瀬橋」
大門坂側を振り返る。
那智駅方面へ進みます。
尾鷲・新宮方面に入ります。
15時03分、「補陀洛山寺」に到着。
熊野山 補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある天台宗の寺院で、本尊は三貌十一面千手千眼観音。
創建は仁徳天皇の時代(4世紀)とされ、天竺(インド)から渡来した裸形上人による開基とされます。
平安時代から江戸時代にかけて行われた、小船で那智の浜から旅立つ「補陀洛渡海」で知られる寺院。
渡海船
御朱印をいただきました。
「世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道 圓通殿」の御朱印
通常の御朱印
隣の「熊野三所大神社(浜の宮王子)」へ。
熊野三所大神社(くまのさんしょおおみわしゃ)
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある神社で、主祭神は夫須美大神・家津美御子大神・速玉大神。
九十九王子のひとつとなる「浜の宮王子」の社跡に建っているので、「浜の宮大神社(はまのみやおおみわしろ」)とも呼ばれるそうです。
書置きの御朱印が用意されていました。
熊野三所大神社の御朱印
新宮方面へ向かいます。
国道42号線に出て、「大狗子峠西登り口」までは1.5km。
けっこう車がスピードを出して通り過ぎる感じ。
この先が完全に歩道がなくなっていたので、ビビってバスを使ってしまいました。
あと5〜600m歩けば、大狗子峠西登り口へ入れたようですが。
「速玉大社前」で下車。
16時18分、「熊野速玉大社」に到着。
「熊野速玉大社の梛」
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)
和歌山県新宮市新宮にある神社で、主祭神は熊野速玉大神・熊野夫須美大神。
熊野本宮大社・熊野那智大社と共に熊野三山を構成しており、全国に4700社以上あるとされる熊野神社の総本宮となります。
景行天皇58年にこの地に遷座し、日本書紀に登場する速玉之男神から社名をとったと伝わります。
もともと祀られていた所となる神倉山は、元宮として「神倉神社」とされ、速玉大社は新宮と呼ばれることになりました。
拝殿
御朱印をいただきました。
「世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道 熊野速玉大社」の御朱印
通常の御朱印
「神倉神社」の御朱印
熊野川沿いの「熊野速玉大社 御旅所」まで行ってみました。
「熊野速玉大社 御旅所」
続いて「神倉神社」へ向かいました。
17時17分、神橋を渡って神倉神社へ。
「猿田彦神社・ 神倉三宝荒神社」
500段以上ある相当急な石段を登ります。
御神体のゴトビキ岩と拝殿。
新宮市街と海を一望できました。
新宮市内のホテルにチエックインしてこの日は終了。
この日の歩行距離は31キロほど。
2泊3日の「熊野古道 中辺路」を歩く旅が終わりました。
3日間の歩行距離は102キロほどとなりました。
リサーチ不足も露呈して、残念ながら2度ほどバスを使ってしまったのは不覚のいたすところ。
全行程を歩きで通すなら、宿をもっと早く出発するなどの対応が必要だったようです。