勝尾寺〜大阪
大阪にある「摂津国三十三ヶ所霊場」の札所を歩いてまわってきました。
「摂津国三十三ヶ所」は、1980年に発足した「摂津国三十三箇所霊場会」が定めた「旧・摂津国(大阪府と兵庫県)」にある33ヶ所の寺院を巡る観音霊場となります。
京都から電車を乗り継ぎ、8時前に大阪モノレール彩都西駅に到着。
ここからは徒歩で、約7キロ先となる箕面市の「勝尾寺」へ向かいました。

駅の近くなあった8時オープンのベーカリー「りくろーおじさんの店 彩都の森店」で朝食。
バスに抜かれつつ、彩都トンネルへ。
勝尾寺までは1.5キロ。
勝尾寺と泉原との分岐点。
ややキツめの上り勾配。
ロードバイカーがたくさん走っていました。
9時28分、勝尾寺に到着。
入山料400円を納め境内へ。
山門は改修工事中。
応頂山 勝尾寺(かつおうじ)
所在地:大阪府箕面市粟生間谷
宗派:高野山真言宗
本尊:十一面千手観世音菩薩
創建年:727年(神亀4年)
開山:開成
札所:西国三十三所(第23番)
法然上人二十五霊場(第6番 二階堂)
摂津国八十八箇所(第54番)
摂津国三十三箇所(第22番)
神仏霊場巡拝の道(第65番 大阪第24番)
源氏や足利氏など時代の覇者となった武将も祈願に訪れたとされる「勝運」のご利益があるお寺。
境内至る所に置かれた大量の「勝ちダルマ」で有名。
勝ちダルマ奉納棚
本堂
大師堂
トイレの綺麗さには感心いたします。
二階堂
多宝塔
納経所で御朱印をいただきました
「摂津国三十三箇所 第二十二番 大悲殿」
続いては、約8キロ先の茨木市の「忍頂寺」へ向かいました。
箕面市から茨木市へ。
11時40分、忍頂寺に到着。
賀峰山 忍頂寺(にんちょうじ)
所在地:大阪府茨木市大字忍頂寺
宗派:高野山真言宗
本尊:薬師如来
創建年:(伝)851年
開基:(伝)三澄
札所:摂津国三十三ヶ所(第23番)
当初は「神岑山寺(かぶさんじ)」と称したが、860年(貞観2年)に清和天皇より、忍頂寺の寺号を贈られ勅願寺となる。
本堂
観音堂
御朱印をいただきました
「摂津国三十三箇所 第二十三番 大悲殿」
続いては、同じく茨木市内の「大門寺」へ向かいました。
ゴルフ場の間の道を進みます。
12時52分、大門寺に到着。
神峯山(かぶさん) 大門寺(だいもんじ)
所在地:大阪府茨木市大門寺
宗派:真言宗御室派
本尊:如意輪観世音菩薩
創建年:(伝)771年(宝亀2年)
開基:(伝)開成皇子
札所 摂津国八十八箇所霊場(第50番)
摂津国三十三箇所(第24番)
整備された綺麗な庭園。
境内は思った以上に広大でした。
高台にある本堂。
安威川ダム建設を契機に境内の大改修が行われており、元の本堂は解体され高台に大きな本堂が新築されたとのこと。
境内から見下ろせる安威川ダム建設地。
書置きの御朱印をいただきました
「摂津国三十三箇所 第二十四番 大悲殿」
続いては、約7キロ先となる高槻市の「安岡寺」へ向かいました。
塚原八十塚の古墳群。
14時45分、安岡寺に到着。
南山 安岡寺(あんこうじ)
所在地:大阪府高槻市浦堂本町
宗派:天台宗 単立
本尊:如意輪観音
創建年:(伝)775年(宝亀6年)
開基:(伝)開成皇子
別称:高槻観音 弘紹不動
札所 新西国三十三箇所(客番)
近畿三十六不動尊霊場(第12番)
摂津国三十三箇所(第25番)
山門からの表参道。
本堂
御朱印をいただきました
「摂津国三十三箇所 第二十五番 大悲殿」
この日最後のお寺となる「廣智寺」へ向かいました。
安岡寺からは2.5キロほど。
15時44分、廣智寺に到着。
曇華山(どんげさん) 廣智寺(こうちじ)
宗派:黄檗宗
本尊:不空羂索観世音菩薩
創建年:不明
開基:(伝)聖徳太子
札所 摂津国三十三箇所霊場(第26番)
本堂
御朱印をいただきました
「摂津国三十三箇所 第二十六番 圓通殿」
廣智寺のすぐ近くにあった「上宮天満宮」も参拝。
上宮天満宮(じょうぐうてんまんぐう)
所在地:大阪府高槻市天神町
主祭神:菅原道真命
社格等:旧郷社
創建:伝・993年(正暦4年)
札所:菅公聖蹟二十五拝(第24番)
珍しい竹の本殿。
社務所は16時までということで、御朱印はいただけませんでした。
阪急京都線の高槻市駅まで歩いてこの日の札所巡りは終了となりました。
いただいた御朱印は 摂津国三十三箇所の第22番から第26番までの計5枚。
歩行距離は33キロほどとなっていました。